市場過熱の芽を早めに摘むか、十分な物価上昇を待つか、という論点が浮かぶ。

今回の議事要旨は、着手時期を巡るメンバー間の溝を浮き彫りにした。
複数の早期開始派は、慎重な圧縮計画を周知したので市場の準備は整ってきたと主張。
これに対し、何人かは年内の遅い時期まで待ち、経済や物価を見極めたほうがよいと訴えた。
両者の違いは、例えば9月か12月かという差にすぎない。
だが背景には、雇用改善がずっと続いているのに物価上昇の勢いが鈍いという米経済の現状をどうとらえるのか、という大きな問題が横たわる。
会合では、大半の参加者が物価の停滞を特殊要因の影響とみて、一時的な現象ととらえた。
半面、複数は持続的かもしれないと懸念を表明。
何人かは物価見通しの下振れリスクを強調した。
会合後に発表された5月の個人消費支出デフレーターの上昇率は前年同月比1.4%と3カ月連続で鈍り、物価上昇目標の2%が遠のいている。
利上げ路線にも影響を及ぼす可能性がある。
会合ではメンバーは総じて慎重なペースでの利上げ継続を支持した。
中心的な利上げシナリオは年内にあと1回、来年は3回。
だが6月会合で利上げを支持した参加者の一部からも、このシナリオは居心地が悪くなってきたとして、再考の必要を示唆する意見も出た。
一方、物価停滞下でも粛々と正常化を進めるべきだとの主張には、市場過熱への警戒感もある。
利上げを重ねても、株高や低い長期金利など緩和的な金融環境が続く。
会合でも、一部の参加者からは堅調な企業収益にもかかわらず、標準的な評 価基準で判断すると株価は高いとの声も出た。
市場過熱の芽を早めに摘むか、十分な物価上昇を待つか、という論点が浮かぶ。
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